10月のオフゲーはアイドルマスタースターリットシーズンのPS4版を購入。
気になる処理落ちですが、PS5でプレイする分にはもたつく感じもなく快適に遊べています。(アフタヌーンからナイトの切り替わりの演出はちょっとあやしいですが)
アイマスシリーズにそこまで明るくない私ですが、とても楽しくあそべて満足感のある作品でした。
参考までに中の人のアイマスの履修度
・初代アイマスのキャラはニコニコ動画等でうっすらと知っている
・デレマスを音ゲーとしてちょっと触ったことがある
・ミリシタは全く知らない
・シャニマスは線画の参考用に画集だけ持ってる
そんな程度の知識レベルですが、ゲームをクリアするころにはどの子にも感情移入できて好きになれます。
各良かったところ
メインストーリーがしっかりしている
年末にこけら落としになる新大型施設「スターリットドーム」でライブを披露できる権利を勝ち取る為に行われる
勝ち抜きアイドル頂上決戦イベントを軸にして、ゲームオリジナルキャラクターの奥空心白と亜夜を中心に
アイドルマスター各作品から選抜されたキャラクターたちの9ヶ月の成長ストーリーを描くといったストーリーです。
さながら劇場版アイドルマスターといった趣です。
初代アイドルマスターのキャラクターは全員参加、シンデレラガールズ、ミリオンライブ!シアターデイス、シャイニーカラーズから各5名ずつの参加ですが
どのキャラもしっかりとフィーチャーされて、お祭りゲーにありがちなただいるだけのキャラクターは誰一人おらず一体感は十分にありました。
思った以上にしっかりしたストーリーで特に8月と12月のシナリオでは泣かされます。
ラストは号泣しながら譜面打ってましたからね(きもちわるい)
ネタバレ配慮で8月と12月は配信禁止にするところからも、本作がストーリーに力を入れているのが伺えます。
女の子がみんな可愛い
アイドルのゲームなので当然なのかもしれませんが、これが本当にすごいです。
何気ない会話のシーンでもちゃんとモーションをつけてちょっとした仕草が可愛く見えるように作られています。
コンセプトの「ドキッとするような存在感」に偽りなし。
ボリュームが半端ない
メインのシナリオとは別に、個別エピソード(アイマスではコミュと呼ぶ模様)の数が29人分x20(大体)
作品感のクロスオーバーエピソードがこれまた40近くとかなり多いです。
この辺はあまり触れられていませんがけっこうウリになると思います。
予想以上にエピソードが多いので1周目のクリア時点でプレイ時間は正味60時間オーバーでした。
ゲームバランスがしっかり取られている
ユーザーがきちんとシステムを理解して、戦略的にどれを使うかを判断することが求められます。
初見では勝てそうにないステージでも何度かトライ&エラーしてみると意外となんとかなったりします。
実は「キャラゲーだしゲーム部分は連打でもクリアできるぐらい適当なんだろうな」と
ちょっぴりナメてたのですが全然そんなことはなくやりがいがあって楽しかったです。
ゆっくりと段階的に各要素が解放されていくのでシステムが分からなくてついていけなくなることもないはず。
この辺が大きなよかった点。
細かいところではUIのビジュアル面でのクオリティも高いと思います。
直近のテイルズもそうでしたけどバンナムの作品はUIがキレイなものが多い気がする・・。
気になったところ
序盤のやらされている感
8月ぐらいまではユーザーが選択できる行動がほぼ決められているので、実質チュートリアル状態。
ほとんど自由度がありません。ただしその分ゲームバランスは良いのでこの辺は良し悪し。
ロードを多用したくなるゲームデザインだが・・
フリートークや営業の成果はゲームの難易度に直結するので、なるべくいい成果を納めたいのですが、
一度フリートークのターンが終わってしまうと、各種演出で次にロードできるタイミングが回ってくるまでが地味に長いことです。
アプリを終了して立ち上げ直した方が早かったり。
ステージ失敗時に即編成を組み直せない
一見無理そうに見えるステージバトルでも、しっかり編成を見直せば意外と勝てることが多いのでやりがいはありますが
編成を見直すためにはその日の最初のデータをロードし直して編成を組み直して、その後フリートークのイベントをこなして再チャレンジをしないといけないので地味にストレスが溜まります。
編成を工夫するのが楽しいゲームなので、失敗した時は即編成を組み直しができればなお良かった。
レッスンのオート機能は実質死に機能
プロデューサータスクの必須項目(クリアしないとゲームオーバー)でレッスンのマニュアルクリアを求められる上に
自由になるターンでがレッスンを選ぶことはあまりないのでまず使うことがない機能です。
2周目で、もしかしたら使うかもねーぐらいの空気感。
常時金欠
ポテンシャルスキルやクライマックスアピール習得、ステータス補強、衣装購入、補助アイテム購入などマニーの使い道は多岐にわたりますが、
ゲームバランスがしっかりしてる分どうしてもマニーはキャラクターの強化に役立つパワードリンクに使いたくなり、
それ以外に使うことはほとんどありませんでした。
アイドルの技をカスタムできるわりに、お金が足りなくてそこまでやってる場合じゃないし
難易度的にそれを求められるような場所もないのはイマイチな点。
取得できるマニーはプレイスタイルの冗長性確保という意味でも、もうちょっと潤沢でも良かったような気もします。
きらりの服8着買ってこいミッションとか白目剥きそう。
タイミング調整の単位が大きすぎる
0.1秒単位でノーツのタイミングを調整することができますが、ここは0.01秒単位でないと逆にズレてしまう可能性が高いです。
おそらくこの機能が必要な環境でも単位が大きすぎてまともに機能しないかと思います。
特に最近のテレビはフレーム補完などのスムーズ機能があり、それが画面の遅延の原因になっていることも多いので
まずはその辺りの機能を全てオフにすることが大事。
実際の攻略
育成方針
ネット上では・難しい・詰むなどの意見もちらほら見かけますが、
絆レベルが特定のアイドルに偏りすぎると詰む可能性が高い気がします。みんな箱推しになるんだ。
フリートークと営業はなるべくパーフェクト、かつアイドルを分散してあげていく
それまであまり力をいれて育成していなかったアイドルがいきなり主力になることも珍しくないです。
推しへの多少の贔屓はOKですが、他のアイドルと差がつきすぎない程度に留めておくほうがスムーズに事が運びます。
フリートークの正解はこちらを参照
絆スキルはVoDaViの上限解放を最優先。
レッスンでは参加者以外にも微量ですがステータスアップ効果があるので
ステータスキャップに引っかかるとかなり勿体無いことになります。
チリツモで差がつく部分なので満遍なく絆レベルを上げた方がいい理由の一つ。
上限解放の次に優先するべきはユニゾンチャージ。さらにスコア・思い出上昇の順番で取得していくのが無難。
カウンター系はユニットに一人いればいいので優先度はやや低め。
レッスンでは得意なステータスを最優先で伸ばす
不得意なステータスの育成は1周目ではまず不要です。
後半はメドレー主体のステージが多いので不得意ステの出番はほとんどありません。
ただし営業の解放条件に不得意ステが必要になっているパターンもあるので(律子など)そこは逐一チェックする。
心白と春香、未来は8月までに多少意識して強化しておくと楽ができる
特に心白は強制出場になる場面が多いので意識して強化しておくのが良。主人公だし多少はね?
とりあえず上記に気をつけていればそうそう詰むことはないと思います。
さらに追加で
・アイテムは惜しまず使う
・お金の使い道はパワードリンク一択。気まぐれ店主がハイテンションの時に購入しましょう。
ここまでやればゲームクリアまで盤石です。
ちなみに私は10月のメンツをほとんど強化してなくて流石に詰んだかと思いましたが、
上限解放だけはしっかりやっていたので10月の行動育成分でなんとかなりました。
9月ぐらいからプロデューサーが行動を選べるターンが増えてきますが
レッスン・ステージ・営業の中から行動を選べる時は極力営業を優先するのが良いかと思います。
グループ営業は1周目ではまず不要です。
音ゲー部分
音ゲーとしてはとても単純でどの曲も基本は裏拍を叩くだけです。
あとはVoDaViのノーツに合わせて得意なキャラクターで叩いてユニゾンアピール・クライマックスアピールをしっかりこなす。
思い出バーストは中盤以降は3回セットで使うようになります。序盤は適当でOK。
チェーンが一定回数まで途切れなくなるクッキーは比較的安く購入できるので、リズム感に自信のない方にはとてもオススメです。
私もリズム感はだいぶん怪しいので、攻略でギリギリのステータスのときはつかっていました
鬼門と言われるメドレーですが曲ごとに特定の色のノーツしかでてこないので、
ステージ開始前にどの曲がどの色になるのかをチェックして、その色が得意なキャラクターを配置することがとても重要です。
ただしユニゾンアピールでノーツの色を塗り替える特技を使ってしまうと
次の組に切り替わった時の色を上書きしてしまう可能性があるので、
ユニゾンアピールに巻き込まないかスキルそのものを別のものにしてしまうのが無難。
慣れてくるとノーツの色が固定される分メドレーの方が簡単だったりします。団結ポイントが15人分入るのも嬉しい。
おわり
当作は開発担当があまり馴染みのないデベロッパーさんで一度大規模な発売日延期があったりクオリティが不安になる面もありましたが
いざ蓋を開けてみるとキャラクターモデルの出来の良さ、そのほか諸々がとても丁寧につくられていて非常に満足度の高いゲームでした。
細かい不満も多いですが、それらをひっくり返すぐらいよくできています。
テイルズの時も書きましたが最近のバンナムゲーは良作が多くてクオリティが高いです。
ただPS4のグラフィックは公式サイトのグラフィックと比較するとボケぎみで性能的にちょっと厳しいのかもしれません。
スペックが許すのならPC版で遊ぶ方がいいように思います。
またDLCが高いという批判もありますが、DLCのバラ売りとまとめ売りパックをひっくるめて計算した価格で
50,000円もかかるとミスリードも見かけたので注意は必要です。
まあそれでもメールセットで7,000円はちょっと高いなと思いますけどね。推しキャラが明確な人がキャラ単体で買うものなのかと思います。
ちなみに私はDLCは買いませんでした。それでも十分楽しかったですよ。