ゲーム

ネタバレ注意 Tales of ARISEの感想

テイルズオブアライズのトロフィーをコンプリートしました。
購入から10日間。久々に大作と呼べるJRPGを遊んだのでとても満足感は高いです。
そんなわけで走り終えた感想でも。

戦闘

以前のエントリーでも触れましたがバトルはとても面白かったです。
装備を整えてボタン連打といういわゆるRPG的な要素で出る火力が半分、プレイヤーが介入して”上手くやって”出る火力が半分といったバランスで
ありていに言えば「俺UMEEEEEEEEE」と錯覚させてくれるのが実に気持ちよかった。
キャラクターによるプレイ感の違いを6人全員だせているのでそこも良し。
需要があるのかはわかりませんが各キャラの使用感を書いてみます。(全編ハード)


アルフェン
最初は炎の剣の使い時がわからずあんまり強くないと思っていましたが、スキルパネルでフラムエッジをある程度強化すると化けます。
後半は常時HP1戦ってるみたいなことになりがち。たぶんメンバーからはこいついっつも死にかけてんなって思われてる。

アクセサリーはレジュームリング一択でした

死んでもいいやぐらいの気持ちでガンガン前に出て殴りつつ、BGでダウンを強引にもぎ取って追い討ちでフルチャージの覇道滅封を当てていくのが黄金パターンです。

通常技に関しては隙の小さい初期技でラストまで十分戦えます。通常技はBGゲージ貯めと割り切り、隙が小さくその場で動かない技を展開するのが基本。
轟破斬が人気のようですが、私は飛燕刃の方が好きですね。
通常技はダメージソースとしては弱いので、それよりは手足のようにアルフェンの動きをコントロールできるかどうかが重要かと思います。
技の挙動に慣れてきたら最終的に使いたいフラムエッジの技に合わせて通常技をチョイスしていくようになりました。
またDLC系の技は悪くはないですが、代用は効くのでよほど凝り性でもないなら不要かと思います。(使いやすいですけどね)

修練場で手に入る(テュオハリム上級)アーティファクト「鬼面獣の頭蓋」はバランスブレイカーでゲームが大味になるので使用に注意が必要です。

シオン
自操作では中距離からの火力が光るキャラクター。NPC操作は空中技を全く使用しないのでそこがPCとNPCの1番の違い。
ただ優秀な回復役でもあるので、それを自分で操作するということは回復を担当する人がいなくなってしまうのが悩みどころ。
テュオハリムはとにかく回復行動が遅いので、手動で回復する必要がでてくる。
なお星晶術はDPSが露骨に落ちるので手動操作ではほとんど使わないかも。

リンウェル
純粋な火力ではアルフェンに次いで高く、詠唱時間も短くなるので使いやすい素直な性能をしています。
とにかく敵の攻撃が激しいゲームなので近接クラスに抵抗のある人ならアルフェンよりも使いやすいかも。
前衛ひとり(こだわりがないならキサラ)にヘイトアップのボーナスで染めたアクセサリーを持たせるとより戦いやすくなります。

ステップを使用しても詠唱短縮のボーナスはキャンセルされないので、BG増加量+のアクセサリーを装備させたアルフェンでスタンを取りつつ
味方にガンガンAGを稼いでもらい、自分は大技を連発するのがリンウェルの鉄板ムーブです。
なお味方の秘奥義で詠唱がブチ切られてしまうのでいっそOFFにしてしまうのもアリ。NPCの火力は大したことないのでなくても困りません。
上記の理由によりOVLを連発するロウとは実は相性が悪い。かわいそう。

ロウ
おそらく作中で一番中の人の技巧を求められるキャラ。
敵の攻撃を受けずに攻撃を続けるとアウェイクニングというボーナスが付与されるが
1でもダメージを喰らうと諸々のボーナスが全部ふっとんでフラムエッジのないアルフェンみたいな火力になる。

敵の攻撃タイミングと回避ポイントを全て頭に叩き込んで
敵の動きが見えるぐらい使いこなすプレイヤーならおそらくめちゃくちゃ強い。俺には使いこなせない。

リンちゃんと一緒のパーティになると画面いっぱい紋章術で埋まってわぁきれい^^と言うしかできなくなるので相性は最悪です。かわいそう。

余談ですがPS5でもグラフィック優先の設定だと戦闘中にブラーがかかって見辛いので、フレームレート優先にするのが使いこなすための一歩。

キサラ

重装騎士らしくガード起点で技を発動すると火力が出るキャラ。
たぶんプレイヤーの9割はキサラに聖なる力(マップアクション)があることを忘れている。
タンク役なので火力はそれなり。
しかしそれを覆すほど特別硬い感じでもないので、全編通して大活躍できるフィールドがないというのが率直な感想。
ロウとは別な意味で不遇なキャラ。自分がつかいこなせてないだけ・・・?

テュオハリム
低火力&回復もシオンに比べて遅い、DLC未導入なら範囲回復がないとNPCとしての性能は正直よくないですが回復ができる時点で席はあるというキャラ。
ただしそれはNPCの時の話。PCが操作すると侮れない火力があるのがテュオハリム。
カウンターレイド時にロッドエクステンションというバフが発動し、ある程度スキルを開放してあるとエグいぐらいのクリティカルと攻撃力・攻撃範囲にブーストがかかります。
なので初手で敵の攻撃に突っ込んで強引にカウンターレイドを発動させるのがスタートです。
一度発動してしまえばそこそこの時間、広範囲に多段ヒットするロッドスキルで非常に気持ち良いソリューションをあなたに提供します。ロウと違って被弾で解除されないのも強い。
雑に強いというのがしっくりくるキャラ。
星晶術?そんなものはありません。

ストーリー

大まかに分けて「奴隷解放編」と「究明編」といった構成になっていましたが
前半は炎氷地の領域まではベタではありますがまごうことなき大作でとても楽しく遊べます。
ただそこを超えた風の領域・水の領域では全体的に掘り下げが足りず違和感を覚えはじめます。
と、多少のアラを感じさせつつも前半の展開が良かったのと、一貫している「自分の頭で考えろ」というテーマが物語に共感させる力がありました。
現代日本の「勉強さえしていれば終身雇用で将来安泰」とはいえなくなり、コロナ禍で進むDX等これからの生き方も変わっていく
変革の世代には刺さる今らしいテーマなのではないかとおもいます。

ここまでは前半の感想。ここからは後半の感想になります。
前半に比べて後半はストーリーのジャンル自体も変わってコズミックホラー調に変わります。
ただし物語の印象はずいぶんトーンダウンしたように受けました。

水の領域解放後は若干間延びした展開が続きます。後半の下地作りのターンにしても退屈でここが一番辛かったところ。
そこを乗り越えてレネギスに突入すると、物語の謎が一気にテンポよく解明されていくので面白かったです。
最終的な決着の付け方に違和感があったり、ボスの存在がふんわりしていたのでエンディングのカタルシスはイマイチ。
でもシオンが幸せそうなのでそこは本当によかったです。
しかしヴォルラーンは掘り下げが不足しているように感じますね、ラストを飾る敵なら敵としての魅力がもうすこし欲しかった・・・!

決着の付け方に違和感

先ほど決着の付け方に違和感があると書いた理由ですが
ラストのいわゆる”元気玉”展開は、歪んではいますが曲がりなりにも現状最適と思われる策でダナを救おうとしているヴォルラーンに対して、
世界が消滅するリスクはあるけどダナもレナも愛するシオンも全部を救いたいという自分のエゴを諦めないアルフェン。

この二人を並べて世界中の人たちはレナとダナの確執が根強く残る状態で、オラに元気をわけてくれと言われても協力してくれるのだろうか?
作中の活動ではそのための土台がまだ整っていないように思いました。(実際作中のトークでもダナとレナの確執は戦後にも残るので、頑張らないといけないなと何度も触れている)
前半であれだけ「奴隷になるな自分の頭で考えろ」というテーマをブチあげてそこに対しては真摯でありつづけたのに
最後の最後でダナの人々は”自分の頭で考えて”ダナの意思を主人公たちに送ったようにはとても見えず、
それこそ自分たちが打ち倒してきた領将の如く相手の意志を無視して「ダナの意思」として力を貰っていったようにみえます。
画面上ではダナの意思を花びらに置き換えてとても美しく描写されているだけに、それが皮肉のようにさえ見えてとてもモヤモヤしました。

もちろん自分たちを救ってきた「炎の剣のアルウェン」だからこそ、彼の味方してくれる人はそれなりにいると思いますし、
この元気玉がダナとレナの確執を乗り越えるための一歩としての遣水であり掛橋だと見立てることもできます。
なによりダナの人々にとっては遠い地で戦っている彼らの細かい状況なんて把握できるわけないので、シンプルに「炎の剣のアルフェン」が困っているから力を預けただけなのでしょう。
細かい背景なんてわからないけど、知己の人間が困っているなら合理性なんてすっとばして力を貸すのは当たり前です。

だから結局画面の前のプレイヤーが納得できるかどうかだと思うんですよね。
そんなわけで最後の展開は大いに引っ掛かりのあるポイントではありましたが、トータルでは続きがとても気になる物語でプレイ中は熱中してあそべました。
なにより楽しんでくれという作っている人の本気が随所に感じられるのが1プレイヤーとして嬉しい。

バンナムのゲームはゲーマーが遊ぶにはつらいものが多いという偏見がありましたが、ここ1〜2年の間にリリースしているゲームはそんなイメージを払拭するほど本気のゲームをたくさん出しているので、パブリッシャーレベルで生まれ変わったように感じます。
というわけでこれからはもっとバンナムのゲームを買っていこうかと思わせてくれる一本でした。

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RX

MMO・ソシャゲ・その他もろもろゲームが大好き本職デザイナー 。 今までで一番やりこんだゲームはFinalFantasyXI。 わかりやすく伝える訓練や、デザインの練習もかねてゲーム中心のブログを運営しています。 たまーにデザインやイラストの話もするかもね 今はアークナイツ推し! Twitterもやっていますので、よろしければ気軽に絡んでくださいね。ウレションして大喜びします。

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